こどもに多い疾患

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こどもに多い整形外科疾患は、打撲や擦り傷、骨折や捻挫など、外部的な要因により引き起こされるものと先天性の疾患があります。体の組織がまだ成長しきっていないこともあり、些細な事でも大きな怪我に繋がることがあります。
また、部活やスポーツなどで活発に活動をしますが、体の成長が追い付いていないにも関わらず無理な運動を続けるなどして体に大きな負担をかけることがあるため、オスグッド病や野球肘が発症することがあります。
放置しておくと、将来に障害を残す場合もありますので、少しでも早い通院をこころがけましょう。

日常生活で気を付けること

こどもの外傷や疾患を防ぐためにも、大人がしっかりと見ていてあげることが重要となります。
また、こどもは通院を嫌い体の不調を黙ったままにしてしまうことがあります。こどもの頃から不調を放置すると、体が成長する際に骨が曲がるなど様々な問題が生じます。周りの大人は、「こどもの歩き方がおかしい」「肩があがっていない」など、些細な変化にも気付けるようにしましょう。

成人に多い疾患

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大人になると、仕事で同じ姿勢を続けるなど特定の箇所に負担をかけることが多くなります。その結果、腰痛や肩こりなどが発症し、肩や腰をかばい続けることで最終的に他の箇所も悪くなってしまうようなこともあります。また、食生活の偏りによる痛風や、特定の腱を使い過ぎることにより引き起こされる腱鞘炎など、普段の生活の乱れが体の不調として表れることもあります。
当院は、働いている方でも通いやすいよう19時まで診療を行っております。
体の不調は放置をしていると悪化することがあります。お早めにご相談ください。

日常生活で気を付けること

座りっぱなしや立ちっぱなしなど、同じ体勢を長時間続ける場合は定期的にストレッチをするなどして体をリラックスした状態にするようにしましょう。もし体の一部を悪くしてしまった場合は、かばって生活を続けるのではなくすぐに医療機関に相談してください。
また運動不足も体の不調を引き起こす原因になります。定期的に無理のない運動するようにして体の老化を防止しましょう。

高齢者に多い疾患

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高齢者の体は加齢により、筋力の低下や関節の不具合、骨密度の低下など様々な不調が引き起こされます。骨粗鬆症や脊椎圧迫骨折などがその代表です。また、運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態をロコモティブシンドローム(運動器症候群)といい、進行すると介護が必要になるリスクが高くなります。変形性腰椎症や変形性膝関節症等は、悪化すればするほど日常生活に制限が出てきます。高齢者のかかる疾患の多くは、生活の質を著しく低下させるものです。些細な不調でも放置すると重篤な疾患に発展することもあります。
少しでも気になることがありましたらお早めにご相談ください。

日常生活で気を付けること

家の階段に手すりを付けるなど、体にかかる負担を軽減できるような生活を心掛けましょう。散歩等の適度な運動を行うようにしましょう。
体に不調があれば自分で判断するのではなく、一度医療機関にご相談ください。
また、医療機関で定期的に体の調子をチェックすることも重要です。疾患が完全に悪化してしまう前に治療を行うことができれば、生活の質を一定に保ち続けることも可能です。