骨折・捻挫・切り傷
骨折は外部より強い力がかかった時に骨が折れるもの、捻挫とは関節が可動許容範囲を超えた時に起こる損傷、切り傷とは体の組織を切った時にできる怪我の事で、これらは全て外部的要因により引き起こされます。
外見だけで軽い怪我だと考え、通院せずに個人で治療すると体内の組織の損傷を放置したままになってしまうことがあるため注意が必要です。
- 症状
- 骨や関節の内部が響くように痛む。
- 強くぶつけた箇所が内出血して良くなる兆しがない。
変形性脊椎症
加齢を原因とする脊椎の変形により腰や背中に痛みが生じます。
軽傷の場合は自覚症状が出ずに生活に支障を来たすこともあまりありませんが、ひどい場合には歩くことも困難になる場合があります。
また、症状が進行すると慢性的な痛みを伴うことがあるので、自覚症状が出た時はすぐに治療を受けることが重要です。
- 症状
- 腰が痛くて歩くことが難しい。
- 後ろから見た時に背骨が曲がっている。
変形性膝関節症
膝の軟骨の擦り減りを原因とする膝の変形によって痛みが生じます。
症状が進むと膝を伸ばした時の痛みや可動域の減少が表れ、O脚や膝に水が溜まることもあります。さらに進行すると膝の骨と骨が直接ぶつかり合うようになり、激しい痛みを伴うようになります。
変形がひどい場合には手術をすることもあります。
- 症状
- 関節を曲げると痛みがあり、曲げきることが難しい。
- 膝が熱を持っている。
骨粗鬆症
加齢や生活習慣などを原因とし、骨密度が低下する状態を骨粗鬆症といいます。骨粗鬆症になることで、つまずいて骨をぶつけた、くしゃみや咳をするなどの衝撃で骨折をしてしまうことがあります。
骨粗鬆症により骨折をした方が、介護が必要になることもよくあります。
- 症状
- 転倒してぶつけた箇所の痛みが長い間取れない。
- くしゃみや咳をしてからわき腹や胸の痛みが取れない。
肩関節周囲炎(五十肩)
肩関節周囲炎では、肩の周りに痛みが出て腕を上げることが困難になります。動かすと痛みが出るため、腕を動かさないようにしていると徐々に肩の動きが鈍くなり、髪を整える、服を着替えるといったことまでも難しくなることがあります。
放置をすると、関節が癒着して動かなくなることもありますので早期の治療が必要です。
- 症状
- 肩が痛く、手を上げることができない。
- 肩の可動域が狭くなった。
変形性股関節症
股関節の軟骨が擦り減ることで痛みを感じるようになります。
立ち上がった際や歩き始めの時に痛みが表れやすく、症状が進行するとその痛みは更に強くなります。
寝ている時など、常に痛みがあらわれるようになることもあるため、症状が進行する前に治療をすることが重要になります。
- 症状
- 足の付け根が痛む。
- 足の付け根の不調で、足の指の爪切り、靴下を履くといったことが難しいことがある。
腰椎椎間板ヘルニア
腰痛を引きおこすヘルニアは正式名称を「腰椎椎間板ヘルニア」といい、背骨と背骨の間にありクッションの働きをする「椎間板」が膨れて所定の位置から飛び出し神経などを圧迫することで激しい痛みやしびれを引き起こす疾患です。
基本的には内服薬や注射を使い炎症を抑える治療を行いますが、重度のものになると手術が必要になる場合もあります。
- 症状
- 座った状態から立ち上がる時に痛みがあり、立ち上がることが困難。
- 足に触ったときに感覚が鈍いことがある。
バネ指
バネ指は指の腱鞘炎が原因で引き起こされます。
指を曲げるのは問題なく行えますが、曲げた指を伸ばそうとする際に指がバネのようになりスムーズに伸ばすことができなくなる疾患です。
症状が進行すると、指が曲がったままの状態になり、もう片方の手で指を伸ばした状態に戻さなければもとに戻らないというような症状が表れますので、早期に治療し進行を食い止めることが重要です。
- 症状
- 指を伸ばそうとすると、ばねのように急に伸びる。
- 指が曲がったままで、伸ばそうとする動作だけでは開くことができない。
足底筋膜炎
足底筋膜円は足の裏に痛みを感じるようになる疾患です。
マラソンやジョギングをよくされる方や立ち仕事の方、肥満の方など、日常的に足に負担をかけられている方に多く見られる疾患です。多くの方は踵の前方部分に痛みが表れますが、足裏全体が痛くなることもあります。
足底筋膜円は足をしっかりと休息させることで症状が改善されることもありますので、足を酷使しない生活を心掛けましょう。
- 症状
- 足の裏に強い痛みがある。
- 歩くたびにかかとが痛く、満足に歩けない。